ITコーディネータ富山会員自主研修会 2015年度 第5回
日時
2016/01/23(土)
テーマ
前半:経営者視点での情報システム
後半:経営情報システムの柔軟性研究
講師
前半:ITC富山会員 知切 四書 氏 後半:富山大学経済学部 教授 古川 勝 氏
内容
ITC富山のメンバー13名が参加してインテックビル(タワー111)で行われました。
今回は、前半、後半の2部構成で長年、システム開発に携わっていらした2名の講師からお話をいただきました。
前半の知切氏からは「経営者視点での情報システム」のテーマで、
情報システムの資産シミュレーションを元に情報システムは膨張し、維持するには5年間で初期投資の約3倍にまで資産が膨らむとの指摘がありますた。それらを抑えるには「不要なシステム」を作らないこと、システムを柔軟に作ること、情報システムの骨格をまずは作ることが大切であるとのお話をいただきました。経営とシステム開発ベンダとの間に立つITコーディネータとしての役割を十分、果たすことが肝要であると感じました。
後半の古川氏からは「経営情報システムの柔軟性研究」のテーマで、
IT基盤整備で変更しやすいアーキテクチャの実現を行うことによって変更に要するコストと時間が抑制できることを解説いただき、実例として行政情報システム、物流BMS、ビジネスとITの戦略などをお話いただき、経営情報システムの柔軟性は、アーキテクチャとスキルで決まり、IT戦略には柔軟性診断が必要であることをお話いただきました。
ITコーディネータとして、今後の活動にも役立つ考え方をご教授いただきました。