平成29年度第5回自主研修会 開催報告
2月16日(金)インテックビル(タワー111)にて、本年度第5回目の自主研修会を実施いたしました。
講師は、当会に所属されている、一般財団法人北陸経済研究所 調査研究部担当部長で中小企業診断士の藤沢和弘氏。
藤沢氏はこの度、地方シンクタンク協議会主催「論文アワード2017」で、最優秀賞(総務大臣賞)を受賞されました。
今回は、受賞論文「地方創生の視点から行政が取り組むイメージアップ戦略について考える」の概要発表と、「IoTが産業をどう変えるか」と題して、約2時間にわたりお話いただきました。
前半の受賞論文については、富山県を含めた北陸各県の行政が取り組むイメージ戦略と、実際のターゲット層が持つ(コンテンツ=観光資源など)イメージとのギャップがどのようになっているか、興味深いデータでご説明いただきました。
その上で、戦略の立案や実行に向けて、どのような点が課題か、さらには取り組む上でのマーケティング視点の重要性などを、一線でご活躍されているコンサルタントならではの鋭い視点で解説していただきました。
後半では、「IoT」を独自の視点で再定義し、豊富な事例を交えて、IoTの今とこれからをお話いただきました。
IoTには2つの方向性と、3つの発展段階があるとのこと。 トレンドキーワードにありがちな表面的な部分に留まらず、IoTの本質に深く切り込み、今後どのようにして取り組み、活用していくのか、IoTに対して視座を高める貴重な機会となりました。
多数の講演実績や大学でも登壇されており、とても分かりやすく、ウィットに富んだ語り口とも相まって、あっという間の2時間。藤沢氏の今後益々のご活躍が期待される研修会となりました。