よろず支援拠点大野マネージャーにインタビュー
2月15日富山県よろず支援拠点のコーディネーターであり、当会の一員である大野 正晴氏に富山県よろず支援拠点での活動やITコーディネータ資格をどう活用しているかなどをインタビューしましたのでその内容について紹介します。
以下、Qはインタビュアーである宮川、Aは大野氏の発言
Q.富山県よろず支援拠点とはどのような組織でしょうか?どのような活動をされていますか?
A.富山県よろず支援拠点では県内の中小企業、小規模事業者のさまざまな経営課題に対して解決のための支援を行っています。売上を拡大したい、事業を承継したい、販路を開拓したい、創業したいなど相談内容は大小様々ですが、相談に来られた方の置かれている状況や立場を詳細にお聞きし、より解決につながる支援を心がけています。課題の内容によって「助言」「支援」「診断」のいずれかまたは全てを行い、解決のためのお手伝いをしています。
Q.富山県よろず支援拠点を今後利用する方に向けてアピールしたいことはありますか?
A.富山県よろず支援拠点は県の施設の中にあることから敷居が高いように思われがちですが、非常に敷居は低いです。本当に気軽に来て頂きたい。経営課題解決のための支援を行うのが業務ですが、様々な課題を持つ人がいらっしゃいます。一人で悩んでいるとネガティブな思考になりがちです。話しながら解決の糸口が見えてくることもありますので、愚痴からでよいので気軽に相談してみてほしいですね。
Q.ITコーディネータという資格をどのように活用していますか?
A.富山県よろず支援拠点での相談では、実は解決のためにITを利用することは少ないです。ITを使う前に解決しなければならない課題が多いためです。ITを使えば何でも解決すると思われがちですが、その前に現状分析や経営者をはじめ社員の意識改革、業務の無駄や無理をなくしたりする改善活動が先決だと考えています。そうしないとせっかく導入したITが全然使われない、使っても効果がないという事態になります。このような課題を解決したのち、より経営を改善するフェーズになったときにはじめてITコーディネータ資格で身に付けたIT経営のためのプロセスに従いIT経営実現のための支援を行っています。
ITの導入以外で活用しているのは人脈形成ですね。ITコーディーネータを通して大きく人脈の幅を広げることができたと思います。
大野氏は富山県よろず支援拠点では大小様々な経営課題を解決するための支援を行っており、時には色々な相談を受けて幅広く経営者の支援を行っているとのこと、またITコーディネータを通して人脈形成につなげているとのことでした。私自身あまり知識や経験のない分野での話をお聞きでき大変勉強になりました。今後のITコーディネータとしての活動に活かしていきたいと思います。