【補助金情報】IT導入補助金公募開始
平成29年度補正「サービス等生産性向上IT導入支援事業(通称:IT導入補助金)」の公募が4月20日から公募受付開始となりました。
この補助金の対象となるのは、事前に審査を受け登録をされた「IT導入支援事業者」から、やはり予め審査・登録を受けたパッケージソフト或いは同様に登録済クラウドサービスの導入をする場合に限られます。登録外のIT事業者から導入することも、新たなシステム開発を行うことも対象外となります。但し、ホームページの作成については、登録されているITツールを使えば、自社用にカスタマイズして作ることは可能です。
多岐にわたるITツールが登録されており、広い範囲の企業ニーズに対応した補助金と言えるでしょう。
昨年度から始まった「IT導入補助金」ですが、今年は内容にも大きな変更が加えられました。
主な変更点は、以下の通りです。
1.補助率と補助額上限の変更(採択予定企業数は、昨年比9倍)
補助率は、昨年の2/3→1/2に、補助額上限は同100万円→50万円に変更されています。
申請を希望される企業様にはありがたくない変更ですが、全体の予算額は5倍に、採択企業総数は9倍に想定されていますので、少ない金額を多くの企業に配分という変更になったということです。
2.審査方法の変更
昨年度も応募はすべて電子申請でしたが、内容は記述式だったため、課題や生産性向上策を文章で的確に表現する国語力が問われる形式でした。しかし、今年度は、大半が予め記載されている項目の中から選択する選択式になりました。審査の生産性向上というところでしょうか。
3.年間公募計画の開示
今年度は、三次公募までの公募計画が開示されています。その分、事業実施期間(採択決定から導入完了までの期間)が短期間で細かく設定されており、採択を受けたらすぐに導入を実行する必要があり、定められている事業実施期間に導入を終えられないと再度申請のやり直しや採択取り消しの可能性があります。
申請する際の書式への記入が選択式になって一見簡略化されましたが、実際はより計画の信ぴょう性が問われるようになりました。一言で表現するなら、補助金がほしいだけの上辺だけの計画は見破られる仕組みになったと言えます。
それだけに、より高度な専門性が求められております。
申請にあたっては、ぜひ高度な専門性を備えたITコーディネータにご相談ください。
身近に相談できるITコーディネータがいない場合は、当サイト右上の「お問い合わせ」からご相談ください。
公募期間:平成30年4月20日~6月4日月曜日
補助率:1/2
補助額:15万円(下限)~50万円(上限)
尚、応募類型が細分化されている上に、細かい規定がありますので、適合するかどうかは下記サイトから公募要領をダウンロードしてご確認ください。
事務局:一般社団法人 サービスデザイン推進協議会
IT導入補助金特設サイト:https://www.it-hojo.jp/