令和3年度 第2回自主研修会 開催報告
令和3年度 第2回自主研修会 開催報告
令和3年8月7日(土)、第2回自主研修会をオンラインにて開催致しました。
講師は当会の久保 健氏、澤村 玄彦氏の2名にご講演を頂きました。
久保 健(NDソフトウェア株式会社)
『介護現場のICT、IoT、AI活用とは』
介護福祉業界の基礎知識、介護保険制度の説明、人手不足など業界の課題などをお話しいただいた後、これからICTを活用して、経験に基づく介護から利用者に関するデータベース「LIFE」を導入して科学的介護へ変革しようとする業界の説明、介護現場(6分野13項目)で活用される介護ロボット、介護福祉業界を支援するNDソフトウェア社の製品や介護現場での活用事例についてお話いただきました。
NDソフトウェアが販売する
・AIを活用したケアプランの作成
・ICTとIoTデバイス、タブレットを活用した利用者データの記録
・RPAを活用した請求データの作成
・音声認識を活用した利用者情報の記録
・ネックスピーカーデジタルインカムを活用したスタッフ同士のコミュニケーション
などを一部デモを交えながら説明していただきました。
久保氏が普段意識している、施設の利用者、職員、経営者の3者が「笑顔」になるという言葉に感銘を受けました。
澤村 玄彦(GIGAスクールサポーター)
『教育現場のDX』
令和2年度に導入し、今年度から本格的にスタートした「GIGAスクール」についてご説明いただきました。
GIGAスクール構想は2023年までの実現を予定していましたが、新型コロナウィルスの影響などもあり3年前倒して実施されました。
具体的な取り組み内容は、「児童生徒向けの一人1台PC端末配備」、「高速大容量のネットワーク整備」です。
澤村氏はSEとして長くIT業界に携わり、一昨年定年退職後に現在のGIGAスクールサポーターの仕事をされています。
GIGAスクール構想に至った経緯、実際にどのように授業でGIGAスクールで導入された端末が活用されているか、GIGAスクール構想の課題、実際の教育現場の状況などお話しいただきました。
GIGAスクールサポーターの仕事は先生方を支援する仕事です。最近は教育ツール(授業で利用するアプリ、クラウドサービス)のマニュアル作成や教育ツールの使い方について教員を対象に講習会をしておられます。
教育現場での実体験の話の中で、特別支援を必要とする児童生徒の教育ツールとしては特に有効である、また、デジタル教科書などの活用で授業スタイル、学習方法など教育現場の環境は今後大きく変わると感じておられます。