令和5年度 第1回自主研修会 開催報告
令和5年5月20日(土)、サンフォルテにて第1回自主研修会を開催致しました。
講師はNPO法人ITコーディネータ協会会長 野村 真実 氏に『ITコーディネータ協会の今後の戦略』と題し、ご講演を頂きました。
講演の構成
1.DX成功への道筋
2.組織変革について
3.会員同士によるディスカッション「IT経営とデジタル経営」
1.DX成功への道筋
今はITそのものではなくDXのX、つまり変革にフォーカスがされる時代となった。
DX成功には、デジタル技術活用を元に、組織・企業文化・風土の改革を土台にしてビジネスプロセスの変革を行うことが重要。
特に既存ビジネスを回しながら変革していくことが重要とのことでした。
2.組織変革について
野村氏は「マッキンゼーの7S」というフレームワークを用いて、クライアントの組織変革を行っている。
そのことにより、熟成に時間はかかるが、他組織が模倣できない企業になるとのことでした。
これまで野村氏が手掛けた3つの組織変革の事例を紹介いただきました。
3.会員同士によるディスカッション「IT経営とデジタル経営」
研修会の参加者にてIT経営とデジタル経営についてのディスカッションを行いました。
そこでの意見を2つほど紹介します。
・DXを経営者は推進しても、現場がついていけない場合がある。人事制度から見直す考えもあるが、現場との対話を行いながらあきらめずに粘り強く進めていく必要がある。
・自社の取り組みを隠す時代からオープンにする時代になった。取引先や協力会社に自社の取り組みを公開し、それぞれの長所・短所を共有してお互いに補いあいながら高めあっていく必要がある。
全体の感想としまして、講演を通してDXの本質や課題を学ぶことができました。
自分がクライアント企業の経営や業務改革・IT導入をする際の参考にしようと思います。
ITコーディネータ協会会長 野村 真実 氏(写真中央)
自主研修会参加者