『ITC富山公開セミナー2023 兼 IT経営カンファレンス in TOYAMA』 開催報告
2024年2月22日、富山県総合情報センターにて「データという資産を活かそう」と題し、
『ITC富山公開セミナー2023 兼 IT経営カンファレンス in TOYAMA』を開催いたしました。
開催方法は昨年に引き続き会場とオンラインのハイブリッド開催で実施し、70名以上の方にご参加いただきました。
まず基調講演として株式会社ビースポークの代表取締役 綱川 明美氏より「経営の未来を切り拓く:生成AIの力」と題してご講演いただきました。
生成AIとは、さまざまなコンテンツを生成できるAIで、絵や文章を自動的に作成できます。
この10年で機械学習やディープラーニングに包含されるAIモデルとして広く活用されています。
ChatGPTの仕組みは直前の文に基づいて次に続く文字を確率的につなげることで文章を生成します。これは「LLM」と呼ばれます。
従来のAIは既存コンテンツで回答するのに対し、生成AIはオリジナルコンテンツを生成して回答します。
ChatGPTは調査、要約、翻訳、アイディア出し、ドキュメント作成、問い合わせ対応、分析、予測など幅広いタスクに活用できます。
GPT-4はグラフから情報を読み取り、アップロードされた画像に関する質問に回答できるようになりました。
プロンプトを制する者がAIを制し、AIを制する者が仕事を制す時代が訪れています。
次に事例発表として株式会社ホリタの代表取締役社長 堀田 敏史氏より「わくわく文具店を支えるデジタル&データ活用」と題してご講演いただきました。
文具は誰もがプラスな感情を抱くものであり、今の時代に真に必要な存在です。
アナログの文具が、スピード感の速いデジタル時代においても重要であることを強調されました。
株式会社ホリタのDX戦略は、やる気のあるクルーの成長を促進すること、ムダムラムリを減らして平均点を向上させる2つのことを重視しています。
データ活用の事例として、POSデータを分析し、現場改善・現場育成のためのデータ分析、
本部活用のためのデータ分析、自動発注するデータ活用について詳しく説明されました。
文具店の未来に向けて、デジタルとデータの活用がますます重要となっていることが伝わりました。