設立5周年記念 ITC富山会員大会（知識研修セミナー）2008
ITコーディネータのための研修会です。
対象は、ITC富山会員、ITコーディネータ有資格者となります。
日本のランチェスター戦略の第一人者である竹田陽一先生による「弱者のための戦略づくり」についての講演を行います。
日時
平成21年1月17日（土）13：30～17：30（4時間）
主催
NPO法人ＩＴコーディネータ富山
後援
NPO法人ＩＴコーディネータ協会
タイム・スケジュール
13:00 受付開始
13:30～13：40 主催者挨拶 ITC富山会長 吉田 誠
13:40～14：05 講師紹介とランチェスター戦略の概要説明 ITC富山 交流研鑽委員長 横井 嘉邦
14:15～16：45 講演 弱者のための戦略づくり （株）ランチェスター経営 竹田陽一 氏
17:00～17：20 質疑応答
17:20～17：30 閉会
17:40～ 新年会（ITC富山会員限定）
【終了しました。当日の様子は以下をごらんください。】
当日の様子
平成21年1月17日（土）に、とやま市民交流館（富山駅前CiCビル ３F）におきまして、NPO法人ITコーディネータ富山主催の「設立5周年記念 ITC富山会員大会（知識研修セミナー）2008」が開催されました。
冒頭におきまして、 NPO法人ITコーディネータ富山・会長の吉田誠による主催者挨拶がありました。
「数年前の会社立ち上げ時に先生の本に出会った。著書に書いてあった戦略の幾つかは今も実行している」
続いて、ITC富山・交流研鑽委員会・委員長の横井嘉邦による講師紹介とランチェスター戦略の概要説明がありました。
この度の講師依頼の経緯や、講師の来歴、ランチェスター戦略の概略を述べました。
「ランチェスター法則には、第1法則（接近戦）と第2法則（間隔戦）があります。中小企業は弱者であり、取るべき戦略は第1法則になります」
続いて、株式会社ランチェスター経営の竹田陽一氏より、「弱者のための戦略づくり」というテーマで、講演が行われました。
「食酢や蒸留酒などの市場規模が小さい業種は競争相手が少ないから儲かる可能性がある。一方で飲食業は新規参入がしやすいので競争相手が多くなかなか儲からない。一番いいのは世の中に必要だが他人がなかなかできないことをする」
「総花主義では経営が出来ない」
「物理が好きで法則化するのが得意。物理は自身の基礎になっている。基礎研究はアイデアを出すエンジン」
「学習は量稽古。長時間労働のススメ」
「人生の公式は、y=ax2+b。yは人生の目標値。aは素質･才能、bは過去の蓄積、xが時間。xの時間こそ各人平等であり最大のエネルギーを生む」
「目標は立てなければならない。ただし、自分の性格にあった目標でなければならない」
「時間管理にランチェスターの法則を当てはめる。他人よりも多く･･･57％、自分の役割で重要なもの・・・29％、無駄を無くす・・・14％」
竹田先生は、弱者が勝てる市場・戦略･時間管理などについて、ユーモアたっぷりに、かつエネルギッシュに、様々なお話をされました。
講演後に質疑応答がありました。
「自社商品に力がないから売れないという営業社員をどう説得すればよいか」
「他の社員が成果を出しているならそれは論外。比較すべきは他社の商品ではなく自社の社員。まずは論理を明確に・・・」
竹田先生は、難しい質問にも理路整然とご説明されました。
その回答内容に、中小企業のコンサルタントを長年勤めてきた力がこもっていました。
あっという間の4時間も過ぎ、NPO法人ITコーディネータ富山 副会長 川上 渉がセミナーの成功と竹田先生への感謝を、閉会の挨拶をNPO法人ITコーディネータ富山 副会長 水野 純男が行いました。
セミナーの閉会後、富山ホテルエクセルホテル東急にて新年会が行われました。
講演内容をネタに、自社の経営戦略などを話題に盛り上がったのではないでしょうか。
