スマートフォンとはなんだろう
最近、スマートフォンという言葉を耳にされる方も多いのではないでしょうか。今回はこのスマートフォンについて考えてみたいと思います。
よく似た端末に携帯電話というものがありますが、これと比較しながら考察してみましょう。
スマートフォン | 携帯電話 | |
持ち運べる | ○ | ○ |
多機能 | ○ | ○ |
意思伝達 | ○ | ○ |
操作 | タッチパネル主 | ボタン操作主 |
電源 | 充電式バッテリー | 充電式バッテリー |
ここでは詳細な比較分析は行いませんが、大まかな機能はスマートフォンと携帯電話とはほぼ同じといってよいでしょう。
また最近では、外見からは携帯電話と区別ができないものも登場しており、その違いを明確にするのは困難です。
ではなぜ、スマートフォンが注目されているのでしょう。
理由は様々考えられますが、ここでは2点挙げたいと思います。
1点は、スマートフォンは利用者が自由にアプリケーションをインストールし利用目的に応じ自分が使いやすいようにカスタマイズできること。
もう1点は、この柔軟性をいかして、スマートフォンの活用の場を通信サービスという分野以外にも拡大していける可能性があること。
かつて、文書作成といえばワープロを使っていた方も多いでしょう。
現在ではパソコンを利用することがあたりまえになっています。
情報を加工する手段がハード依存からソフトウエア依存へ移行し、情報の再利用が容易になりました。パソコンを利用することで生産性を上げることができると利用者が評価した結果、ワープロは過去のものとなってしまいました。
今、スマートフォンと携帯電話にも同じような趨勢を感じます。
みなさんも、スマートフォンを目にされる機会がありましたらコミュニケーションツールという1面のみにとらわれず、この端末がもつ可能性(未来)に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。
スマートフォンはまだ生まれたばかり。これから利用者がどう育てていくか、ここが大きな鍵になりそうです。
2011年9月25日
(岩井)